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過去のとある証券会社の不祥事から学ぶべきこと

2、3年前に不適当な勧誘行為とされる「回転売買」を行っていた証券会社の悪事が明るみに出て、摘発されるという事件がありました。

この証券会社は証券業界においてはそこそこ名の知られた会社で、まさかあそこがこんなことをするはずは…と、事件発生当時は誰しもが思ったはずです。

この不正を行っていた証券会社は当時、株の値動きに連動する投資信託商品を発売していました。簡単に言うと、顧客が相場が上がるか下がるか予想しどちらに投資するかを決め、その通りになれば資産が増えていき、そうでない場合は目減りするというそんな商品でした。

この商品が主力商品として販売されると、当時の元営業本部長は支店長らに何をしてでも収益を上げるように指示、その後、証券会社ぐるみでその方針に則って営業がかけられたのです。

具体的には、同じ営業員が同じ日に、ある顧客には「値上がりする」と吹聴し、値上がりを予想するほうに投資を進める。その一方で、別の顧客には「値下がりする」と吹き込み、値下がりへ投資するよう勧誘。

こうした詐欺同然の行為によって、資産を目減りさせた人が続出しました。しかし証券会社は売買の度に手数料が入るので、これを繰り返すだけで儲かったという訳です。

被害にあってしまった方には本当に気の毒な話です。

ただ、実際にこういう事件が起こっているのも事実。ここまでやらないだろう、と思っていても、万が一という事はいつも想定しておく必要があります。特に相手が専門家だから、事情通だからと頭から信用してしまうのは禁物。ある程度自分の目で確かめる癖をつける、これを忘れないようにしたいものです。

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